「逃げる」というのは、鬼ごっことかの話ではなく…
今いる環境から離れたり、
人間関係を改めたり、
学校や職場を辞めたり…
そういう方面の話です。
辛かったら逃げたほうがいい。
そんな恋人とは別れた方が良い。
仕事やめたほうがいい。
家を出たほうがいい。
当事者以外の周りの人は、親切心でそんな言葉を投げかけるけど、当事者になると意外と難しいよなって思ったんですよね。多分、そんな簡単に決断できない。
所謂、ブラック企業に勤めている方。
ブラック企業だと分かっていながら、何で辞めないんだろうってずっっと不思議に思ってたんですよね。私だったらすぐ仕事やめるのに…と。でも実際、今回初めて就職活動というものを経験して、辞めたら次に仕事が見つかる保証がないし、またしんどい就活するくらいならって、ずるずる仕事続けてしまいそうだなって思っちゃったんですよ。それに生きるためにはお金は必要ですし。仕事辞めたらお金は入ってこないわけで。新しい仕事が見つかってないのに、やめるのは怖いし、リスク高いし、やめた方が良いってわかっていながら辞めれない人もいるのかなって。
周りの人から、別れた方が良いって言われてるのに、別れられない人。
例えば学校でいじめられてるのに、助けを求めれない人。学校を休めない人。
親があれだから、家を出たほうがいいって言われてるのに、家を出ない人。
離婚したいのに、離婚できない人。
みんな、多分、逃げれない理由があって、
周りの人は色々言うけど、実際自分が当事者になると、本当に難しいことがたくさんで。意外と問題が山積みだったり、逃げても良くなるとは思えなかったり。
取り返しのつかなくなる前に逃げて欲しいって思うけど、当事者的には取り返しのつかないことにはならないかもしれないし、今より悪化するかもしれないし。やっぱ不確定要素が多いうちは行動するのが怖いんですよね。
いじめとかのニュースを見ると、取り返しの付かなくなる前に、助けを求めて欲しいって思うけど。
逆に行動する方が悪化するかもしれないし、誰も助けてくれないかもしれない。それなら自分が我慢したほうがってなるのかもしれないし。
「いじめ」と言う言葉も難しいですよね。アンナチュラルみたいな話をしますけど、いじめなんて可愛い言葉じゃなくて、普通に傷害罪ですよね。アンナチュラル。おすすめのドラマなので。是非。私の推し脚本家2大巨塔の1人。野木亜紀子さんのドラマです。
閑話休題。
そしてここからは私自身の話になるんですけど
私、「家出たほうがいい」ってホントに色んな人から言われてきたんですよね。それこそ、リアルの友達とかにも言われたことあるし、ブログ読んでくれた人だったり、Twitter見てくれた人だったり、結構いろんな人から言われてたし、私自身も家出たほうがいいだろうなとは思ってたんですよ。
でも、実際私が家を出るとなると、本当に問題が山積みで。それに不安なことが多いんですよね。今より悪化するかもしれないし、私が家を出ることで取り返しのつかないことになったらどうしようって。
だから、色んな人に言われても「分かってるけど難しい」「考えてるけど、多分無理」みたいなことをずっと繰り返してたんですよ。多分周りの人から見たら、なんでこいつそんなに渋るんだろう、しんどいなら逃げたらいいのにって思われてたと思うんですけど。
でも、私も、考えて考えて考えたうえで、無理だなって思ってたんですよ。逃げられないなって。
まあ、結果として、就職の関係で私は家を出ることにしたんですけど。
それでも、”就職の関係で”って理由がないと多分私は決断できなかった。
今もメンがヘラる時は、本当にいいのかな大丈夫かなって思ってるので。多分、自分の都合とか、自分の気持ちだけでは、決断できなかった。
ずっと家出たかったし、家しんどいし、逃げたかったけど、それは今も変わらなくて。
みんな、簡単に逃げたほうがいいって言うけど、本当に意外と逃げるって難しい。
簡単なようで難しい。